日記 手紙 2025.10.22.23:58 今日はマツセさんのやってるバンドのアルバムを聴いた。でも途中で聴くのをやめて、ギターを持ってみた。今は身体ががたがたふるえています。明日、つづきを聴きたいなと思いました。こんなの、珍しいな、久しぶりだなと思っています。会いたい人がまだ何人かいるんだなと思ったりしました。0:02 日付が変わりました。隣の部屋のあんちゃんのいびきが聴こえます。いつか乗り込んでってやろうと思ってもいます。手紙を書きたいなと思うこともよくあります。ほんとはよくはないです、たまにです。宛先と差出人を自由に決められるとしたら、中身にはきっとこう書きます。こんにちは。こんばんは。ところでね。えっとね。ゆるしてあげてね。期待はずれのぼくらを。ゆるしてあげてね。逃げ出せもしないままのぼくらを。ゆるしてあげてね。まだおもちゃを手離せないぼくらを。ゆるしてあげてね。鍵を内からかけたぼくらを。ゆるしてあげてね。愛してみようともしなくなってくぼくらを。ゆるしてあげてね。愛されないようにひとつまたひとつと壊してくぼくらを。ゆるしてあげてね。ゆるしてあげてね。ゆるしてあげてね。あーいびきがうるさい。さっきなんて救急車の音と、それはそれは見事なマリアージュをつくりあげていました。 あの子のなまえは 2025.10.20.20:42 今日も今日とてとあるバイトを終えてきました、新宿店の方では声出しリーダーなるものが制定されたらしくて、塚越さんとふたりそわそわと怖がっていました。それから最近入ってきた新人ギャルが居るんだけど、入金ポーチの角で社用スマホをつっつきながら「これ片しといてください。」そうして彼女は颯爽と去って行ったのだった。あーあ。ナースのお仕事のあさくらみたいな感じの子が入ってきてくれてればなぁ。それにしても初めて泣いた日みたいな寒さの空だなぁ。星も雨も笑いのひとつも無い、ひとたび意識をやれば景色の目に入る帰り道。久しい人には、強くなってから会いたい。そんなことを考えていました。 あの日のなまえは 2025.10.15.17:06 今日はとある店まで来ました。とある街からとあるアーケードを経てとある小雨の下をあるって来ました。(海老原さん風) 鼻水だけがずっとなかなか帰ってくれませんが、でもどこ出身なのか考えると自分以外考えられなくて切ないです。この喫茶...