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高崎から帰りの電車、太陽も日差しが届かない部屋では、開いた窓を塞げなくって完敗だ。乾杯だ。お酒を飲んだ。今は飲んでない。ライブをした。ある種の人工的なそよ風が、昨日の記憶を皿に出してはいどうぞって、至って優しく投げかけてくる。くれる。こんな時だからこそ今だからこそ、言いたいこと本当の事 つらつらと書いてこうと思う。読んでる人は居る。そう思って、書く。そういう時もあって、それってきっと今日なんだよ。自分の世界の中心は、自分だ。自分の声が嫌いだ。でも時々さまざまな条件等が重なり良くきこえた時はその時だけは好きだ。家で歪ませまくってボロ雑巾みたいなモニター・ヘッドホンで聴いた時の声もわりと好きだ。いつもああなりたいなと思っている。地方からの帰り道は好きだ。反射する白の雲と対等になれる、思考が自分そのものであってくれる。醜さを見つめたい。自分から自分に向けられた侮辱の言葉には、天邪鬼にならずに済む。自分はこんなに素晴らしい人間なんだよ、よりも先に・大量に・太陽に(それは無理なのですがもしかしたら太陽にさえも届きうるのかもしれないという希望を込めて此処に刻む〇〇年)、自分はこんなに醜い人間なんだよ!を、世界中のみんなに知って貰いたいって、ずっとそう思っている。こんな特大の自己愛はきっと他に無い。あるかも。あったらすいません。自分の喋り方が嫌いだ。でもたまに好き。本当の事を喋れてる奇跡みたいな瞬間がたまにあって、その時の喋り方ってなんだか可愛くて好き。取り繕わない美しさ・取り繕えてない愛しさ、そういうものが自分から零れる瞬間を外から見られたら、きっと幸せだ。自分以外の全ての殆どの人間が大嫌い。でもたまに好き。でも時々好き。自分のことを好きな人が好き。でもたまにそいつが嫌で嫌で仕方ない時もある。優しさのクオリティも、発注先へのクレームも、納品時の欠損も、全部全部たどれば自分自身で・それ以外の何にも興味がきっとない。きっとなんて言葉の卑怯で利便性の高いことよ。扱う自分の醜さを、見つめていたい。昨日なんてめちゃくちゃな演奏をした、でも今きいてみたらそれも悪くなかった、昨日きいた話とさっき読んだ話がまるでDNAの構造みたいに奇跡的に繋がって 出逢って 絡まり合って俺に届くそんな時がある。今です。ノスタルジーに中指立てるなんてそんな選挙選立候補みたいなこと誰にでも出来るワケじゃねーんだよざけんなよ(キッズウォー2より)と、ずっと思ってた思ってきたけれど、もう俺もそうするよ、分かった気がする。ずっとそうするよ、絶対だ。昨日はミノリさんのCDを買った。人が増えてきたな。日曜日なんだって、今日。そう。今アリーさんからツーマンの詳細が送られてきた。そう、帰りにタワレコ寄って、もしあったら大森靖子のアルバムを買って帰ろう。昔のやつ。それからあのビックカメラ横のサーティーワンの前で誰かがアイス落っことすのを張って見届けよう観察しようあわよくば受け止めてあっそれもういいです。どうぞ。という声に甘えておひとつ頂こう。あーあんぱん買ってこなきゃ!古いものに惹かれるのはロマン、足をとらわれるのはノスタルジーだ、俺は今現在といついつなにどきとを、ちゃんと結んでそう・やってくってさっき決めたらしいです。だっそうです。美しいね。やれよ。言ったからには。自分で自分を飼うのも悪くない。ちゃんとしっかり、握っていてね。誰かの救いになりたい。億万長者になりたい。良い曲かけるようになりたい美しくなりたいさようならを名残惜しそうに言ってもらえるようになりたい、認めて貰えるようになりたい、声を貰えるようになりたい。全部一回でも通ってから、あーべつにもういっすわ。大したことなかったすわ、無くっても幸せっすわ。って、言えるように、なりたい。

セットリスト

 2020年5月16日
高崎Guild 

1.明命薄々(めいめいはくめい)
2.雨じゃなくて傘が降ったあの時間を、私は抱きしめたい 
3.退廃新書 
4.本音と百ヤク
5.マイ・スウィート・ハッピ・ハッピ・メロディ
6.らんらら
7.NG集
8.またねまた

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