少年性を忘れぬ大人たちへ

あんたらの味方で居られたらな。ガサついた手のひらでだって答えは出せるでしょう、誰かの慰めには使えるでしょう。今日はなんだかそんな日だった。いつか幸せになったらFF7のリメイクをやりたいです。それから大学に入って授業を受けてみたい。ゼミってなんなんだろう、一部の田舎の爺さん婆さんの独特ななまりが乗っかったセミの呼び方かな。ゼミつかまえたんかぁー、えろう大きぃなゼミ見つけたなぁ。と言った感じで。それからサークルというものに入ってみてその正体を突き止めたい。俺の予想ではたぶんだけど輪っか的なナニカなのかなーと考えています。明大前。この後乗り換えだ。もうすぐバイトだ。降りない駅の街並みは、何度車窓から見かけようと知らない景色のままだ。まだ少し早いけれど、これだって立派なかげろうだ。本当はね、幸せになったら、じゃなくて幸せになるために、で先んじて始めてしまって良いことが殆どなんだと思う。最近そう思うんです。遅いなんて言わないでね。あと最近暑い 最近買った鉄分取れそうなシリアルもどきが不味い 最近部屋がきたない でも前よりは綺麗 最近イス拾った。(後述)ここまで書いて、今はバイトも終わってぽてぽてと帰ってきたとこです。ぽてぽてと帰るって、なんだかじゃがいもみたいで良いね。どこがじゃがいもなのか分からないけれど、なんだかじゃがいもを彷彿とさせるね。不思議だ。ぽてぽてと。またじゃがいも小野さんにあげよう。このまえ小野さんに飯を食わしてもらって、この日もあの35歳大学教授の卵・女の子キャラならむちむちした脚の子が好き。趣味は連勤でアイドル研究著をいつか出版したいらしい。な元バイト先の遅番の仕事の愚痴を長々と聞かされた。はーまたかーと思いながら後輩のつとめを果たす。わあさすが遅番の小野さんはがんばってて偉いなぁ。でもそれからなんだか元気を貰った。それはあほみたいに14000円を払って、重い荷物を背負って、きっとよだれでも垂らして、それで自分の才能の無さを痛感させられたあの夜の続きだったのかも知れない。朝方、立川の背中の自分じゃ手の届かないところみたいな場所にあったあの初めて入るお店で好きなの頼みなよって言われながら、米要らないから食ってよって言われながら、瓶ビール無いんだなぁって2人で落ち込みながら、もう何度目かも分からない一歩目を俺が結局選んでまた踏みしめたことを自分の中の自分だけじゃなくて目の前に座るべつの誰かの口から伝えて貰えたことはどうしたってやっぱりありがたかった。中島みゆきが、人は一人で生きていくものだって言ったりその逆みたいなことを言ったりするのが自分にはなんだか救いだった。そんな事を思い出した。あーこの前家に警察来たの許せねー。でもそれは私を許せなかった誰かが通報したからなんだと思うとみんなお互い許し合おうぜ。と思った。ふてくされて山の中を散歩した。送られてきた小形さんの音源を聴いて、なんだか感謝した。だからありがとうって電話してみた。変な話だ。さっきまで関係の無かった街並みは、歩いたその刹那・1フレーム一切なにも違わずこの世の誰も干渉さえ出来ない速度で知ってる景色に変わってゆく。背中に目は無いから、知ってるはずの景色だ。自分が歩いたその場所が、勝手に執筆してる。そんな日記に今もずっとまさに必ず書き綴られてゆく、それを確かめたくなるよね。そうなんだ。だから歩くさなか、何度も振り返る。何度も何度も何度も振り返って、噛み締めるように遠近法の正答・神様の描いた自分の足跡と道を手で目で確かめるの。あたしそんなんなの。それが楽しいの。正しいの。救いなの。さみしいの。右じゃなく左に曲がれば、空気が違って香った。それで山の中のゴミ捨て場に、粗大ゴミシールの貼ってあるイスを見つけたんです、それが今家に欲しかったカタチそのままだったから、やったーと思って長い道をせっせと抱えて持って帰ってきた。楽しかった。汗をかいてシャワーを浴びた。寒いから、怖いから、やることないから。以外の理由でシャワーを浴びたのは久しぶりだったんです。持ってきたイスを綺麗に拭くのに、ずっと捨てられなかったネオンカラーのミッキーのTシャツを使った。中学3年の夏、初めて一人で服を買いに行った時に選んだくたくたのカットソーはやっとゴミ袋に入った。この夏を越せるならそれでいいもの。そうじゃなきゃ嘘だ。もうすぐまた歳を取る。ひっそりと部屋で自分に挨拶でもできたらいいな、それはなんだか何も失わないよう気がして正しく火を消し潰せるかな。コンビニでアイスくらい買おかな。あー痛。さむー。まだ。少し笑った。夏くるな。夏かえれ。猫ベランダに来ないかなぁ。ぴょんて。もし来てくれたらその子に着いていきたい。ずっと。

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