電気を消すと何も欲さなくて済むから 僕は

殆ど眠れなくて、胸骨のまわりの全てのタンパク質がドキドキ緊張をする、電車の窓が開いていて、大久保駅のすこし手前ではBEAMSのネオンが光っている、奴はきっと俺にくつ下を買えーと思っている。と思う。昔買ったのを捨てちゃったからです。それから ただ今、降ってないという理由だけで今日は傘を持ってこなかった。これで降ったら、なんか、代わりに良い事ひとつ起きるんだってことにしとこう。じゃあ降れ。いや降るな。でもやっぱ。このあと板橋で降りて少し歩く。それは少し怖いです。何か起きるかも知れないもの。このチョコの溶けたポッキーみたいなのがぽっきと折れてしまうようなカワイイ事件が、ひょんと起きるかも知れない。そうなったらやだな。でもまた痩せるだろう。顔面レベル0.1でも上がれば良いな、そしたら記念に写真撮ってもらおう。なんだかまた色々な事が不安になって来た、みんなは元気で居てよと思えば、次には早く保険証が届くと良いな、見渡せどBEAMSのネオンはもうどこにも無いから お前なんかビームスだもう まぬけになれ それか豆になれ(編注:ビーンズより出典) 画数変われ。社運アップしろ。そしたら役員会議でこの前出た夏のボーナス20%上乗せの話、あれいろいろ厳しいとは思うけどみんな頑張ってるからさ可決にしといてやってね。たのむよ。いつか金持ちになったらくつ下500枚くらい買いに行くからさ。これから29時までは会社に飼われる。そしたら変われるかな。恥ずかしくなる。人に聞きたくても聞けない核心みたいなものをずっと抱えて、それを表に出さない時ほど饒舌で、ああ、雨降ってきちゃったよ。才能なんて何処にも無いのに、今 とても愛しいうたを書いている。1日1本、ボビンに余った下糸を織り込んでいる。今日は帰れない。帰ったら炊飯器の保温は、きっと切れている。